[設定値] :
設定値 | 説明 |
---|---|
line | アナログ回線、ISDN 回線経由で発信する |
server=SIP サーバー番号または SIP サーバー記号 | SIP サーバー経由で発信する |
ngn lan_interface | ひかり電話で発信する |
prohibit | 発信禁止 |
[設定値] :
設定値 | 説明 |
---|---|
line | アナログ回線、ISDN 回線経由で発信する |
server=SIP サーバー番号 | SIP サーバー経由で発信する |
ngn lan_interface | ひかり電話で発信する |
ダイヤル番号によって発呼経路を自動選択して発呼する場合のダイヤル番号と発呼経路との関連付けを設定する。
ダイヤル番号は、in_dial に正規表現に準ずる書式で記述することで、複数のダイヤル番号を対象とする経路指定が 1 つの設定で可能である。
第 1 経路として VoIP (SIP サーバー経由あるいはひかり電話)での発信を指定する場合は、第 2 経路としてアナログ回線、ISDN 回線、VoIP 経由の発信を指定することが可能である。
その場合、最初に VoIP で発信した後に、サーバーが応答しない、または、サーバーがエラーを返すという場合には、第 2 経路へ自動的に迂回して発信を行う。
SIP サーバー経由で発信する場合は、sip server コマンドで設定している SIP サーバーの登録番号を指定する方法と、analog extension dial prefix コマンドで設定している SIP サーバー記号を指定する方法のどちらを使用することも可能である。なお、SIP サーバー記号を指定できるのは第 1 経路のみである。
SIP サーバー記号を指定する場合、例えば、発信ポートによって別々の SIP サーバーを経由する使い方の場合でも、発呼経路情報としては共通の設定を使うことができる。
出力ダイヤル番号の指定がある場合には、入力ダイヤル番号の一部に番号を追加する、一部から番号を削除する、一部の番号を置き換える、等の操作を行った後に発信を行う。
ngn lan_interface を設定した場合は、設定した LAN インタフェースからひかり電話により発信を行う。
発呼経路情報は、全部で最大 100 件まで登録できる。
第 1 経路としてひかり電話あるいは SIP サーバー経由での発信を指定しない場合には、第 2 経路を設定することはできない。
SIP サーバー記号で指定する場合、プレフィックスの設定で該当する SIP サーバー記号の指定が存在しなければ、発信できない。
経路に line を指定し、アナログ回線を使用した場合、ダイヤル時のポーズは無視された上で、設定内容との比較が行われる。また、発呼経路としてアナログ回線が選択された場合の回線への発信動作においても、ダイヤル時のポーズは無視される。
入力ダイヤル番号、および、出力ダイヤル番号は、以下に示す正規表現に準じた書式で指定し、最大長はそれぞれ19文字である。
例えば、
0x0 ... 「010」「020」..「090」の9 個のいずれか
[01][0-2] ... 「00」「01」「02」「10」「11」「12」の 6 個のいずれか
となる。
出力ダイヤル番号は、入力ダイヤル番号の記述と呼応した形で設定しなければならない。
例えば、
入力ダイヤル番号 = A*、出力ダイヤル番号 = * 、と指定した場合には、番号A を入力ダイヤルの先頭から削除することを示す。
入力ダイヤル番号 = * 、出力ダイヤル番号 = A*、と指定した場合には、番号A を入力ダイヤルの先頭に付与することを示す。
入力ダイヤル番号 = A*、出力ダイヤル番号 = B*、と指定した場合には、番号A を番号B に置換することを示す。
184, 186 で始まるダイヤル番号の関連付けは、18[46] / 184 / 186 で始まる入力ダイヤル番号については 184, 186 を含んだダイヤルで判断され、それ以外の入力ダイヤル番号については、ダイヤル番号から先頭の 184, 186 を除いたダイヤルで判断される。そのため、明示的に 184, 186 ダイヤル時の経路を区別したい場合を除き、184, 186 に限定した経路登録は不要である。
例えば、以下の route-table においては、0... / 1840... / 1860... で始まるダイヤルが 1 の経路に従い出力ダイヤル番号は入力ダイヤル番号の先頭あるいは 184, 186 直後の 0 を 00 に置き換えたもの、 それ以外の 184 / 186 で始まるダイヤルが 2 の経路に従い 184 / 186 が取り除かれ、 1, 2 の経路に該当しないダイヤルが 3 の経路に従い出力ダイヤル番号は入力ダイヤル番号のままとなる。
analog call route-table 1 1 2 3 analog call route 1 0* 00* server=1 analog call route 2 18[46]* * line analog call route 3 * * line